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花束とアレンジメント、どっちが良いの?

「いまさら聞けない!?花束?フラワーアレンジメント?」


こんにちは!

WEB花屋運営歴、約20年のflower coordinate 4 PEACE CLOVER 代表の町野です。

花職歴は、おかげさまで、トータルで20年を超えました。

このキャリアを活かして、みなさまに、

「これさえ見れば、フラワーギフトで、もう迷わない!!なんでもわかっちゃう!」

という、他に類を見ないハイレベルの情報を、

今後は、分かりやすく、定期的にアップして、お伝えしていこうと思います。

フラワーギフトの定番といえば、
「花束」と「フラワーアレンジメント」!

フラワーアレンジメントの定番といえば、花束とフラワーアレンジメントですよね。

でも、フラワーアレンジメントの事を、花束といって、ご注文される方も、

実は、結構いらっしゃいます。

と、いうことで、まずは、

「花束と、フラワーアレンジメントの明確な違い」お伝えして、

折角なので、それぞれのメリットやデメリットなんかも、

分かりやすく解説しちゃおうと思います。

花職歴20年以上のキャリアから、

「もうこれで、フラワーギフトで悩まない!WEB注文も、怖くない!」

というレベルまで、みなさんを、一気に、お連れいたします。

今回は、以下の流れにて、みなさんに情報をお伝えいたしますね。

【1】花束とフラワーアレンジメントの、造形的な明確な違い。

【2】花束の構造的メリット&デメリット。

【3】フラワーアレンジメントの構造的メリット&デメリット

【4】まとめ

それでは、さっそく、【1】番からご説明させていただきますね。





【1】花束とフラワーアレンジメントの、造形的な明確な違い。

まずは、基本的な、「花束とアレンジメントの、造形的な違い」についてです。

分かりやすく簡単に、以下のように理解しておけば、一般的には、問題ないと思います。


「花束」とは ⇒切り花を束ね、紐などで纏めたもの




「アレンジメント」とは ⇒切り花を、カゴなどに入れた吸水性スポンジに挿したもの


どちらも使用花材は、一般的に、お花屋さんに並べられている『切り花』です。

・その切り花を、長さや、向きを調節して、

 見た目良く、綺麗に組み合わせて束ねたものが「花束」。




・その切り花を、長さや、向きを調節して、見た目良く、カゴなどにセットされた、

 吸水スポンジに挿して、デザインを固定したものが「アレンジメント」です。




【2】花束の構造的な、メリット&デメリット。

「花束」のメリットとデメリットについて、構造も踏まえて、ご説明いたします。

花束のメリット】は、

・まず、いろいろな意味で手軽であるといえます。

 気に入った花を数本束ねれば「花束」になるので、ラッピングなどは最低限必要ですが、

 少ない本数でも、花束の形にすることが出来ます。

 つまり、予算が少なくても(例えば2本とかでも)花束の形に仕上げることが可能です。

 束ではなく、1本でも、それっぽくすることも可能です。1本だと花束ではないですが。(笑)

 それくらい、セレモニー的な存在感を、ラッピングで演出することが可能です。


 次に挙げる、花束のメリットは、

 アレンジメントの様に、器や吸水スポンジなどを使わないので、

 アレンジに比べると、

重さが軽い為、長時間持つことになっても、そんなに疲れることが、ありません。

 ※1万円以上するような大きな花束になると、さすがにかなり重いので、

  長時間持つのは、結構厳しいです。5,000円くらいまでなら、結構大丈夫だと思います。

 花束は、そのボリューム感と華やかさが、セレモニー的な場所で、映えますが、

 花屋さんで茎を短めに、コンパクトに作ってもらえば、

 そこまでかさばらずに持ち帰ることも可能です。

 茎が長い方が、かなり大きいので、ゴージャスに、豪華に見えますが、

 茎を短くして、キュートな感じに仕上げても、結構、可愛いです。

 小さなお子さんなどには、重さの事も考えて、ミニブーケタイプも良いですよね。

 小さなお子さんが、ミニブーケを持っている姿は、もうそれだけでキュートですが...。





逆に、

【花束のデメリット】は、

・家などに飾るとき、どうしても、花瓶などで、水に入れてあげる必要があること。

 花束をもらった人が、家に持って帰ったあと、

 ラッピングをほどいて花瓶などに移し替えないと、直ぐにお花が枯れてしまいます。

 これは構造的な問題によるもので、保水処理は、茎の先端に、

 お花専用のステムティッシなどを、巻きつけているだけですので、

 長時間の移動だと、その間に水落ちして、お花が萎れたりしてしまうことも多々あります。

 

 あと、

お花を花瓶に生けるというのは結構難しいので、慣れていないとかなり難しいです。
 
 お花を生けるのが大好きという方には喜ばれますが、
   

 まったくお花の稽古事などに触れたことが無い人には、

 どうしたら良いのか頭を悩ませる原因にもなりかねません。


【3】フラワーアレンジメントの構造的な、メリット&デメリット

「フラワーアレンジメント」のメリットとデメリットについて、」

構造も踏まえて、ご説明いたします。

【フラワーアレンジメントのメリット】は、

・もらったら、直ぐに、そのデザインのまま、置いて飾れること。

 全てのお花を吸水性のスポンジに挿しているので、

 そこから、自動的にしっかりと、お水を吸い上げてくれる為、

花束を貰った時の様に、花瓶がなくても大丈夫です。 




カゴなどの器からこぼれないように、お水をこまめに追加してあげれば、

 1週間くらいは、きれいにお花が咲き続けてくれます。

 プロがデザインしながら、吸水スポンジに挿して、固定までしてくれているので、

 見た目も、ずっときれいなままです。

 もらった人に、手間らしいものが、ほとんどかからないのが、売りですね。


【フラワーアレンジメントのデメリット】は、

・花束に比べて、重さが重いので、大きくなると、運ぶのに力が必要で大変です

 吸水性スポンジには水分がたっぷり含まれているので、

 長時間になればなるほど、重くて辛いです。腕がパンパンになったりします。


・また、カゴやスポンジを使用する分、一般的には花束よりどうしても高額になります。

 花が終わったあとのカゴやスポンジなど、ゴミになる資材も、負担といえば負担ですね。


【4】まとめ

★「花束とアレンジメントの、造形的な違い」

「花束」⇒切り花を束ね、紐などで纏めたものです。

「アレンジメント」⇒切り花をカゴなどに入れた吸水性スポンジに挿したもの


★「花束の構造的な、メリット&デメリット」

 「 花束の メリット」

・手軽である。少ない本数でも花束の形に出来ます。

・重さが軽い為、長時間持っていても、そんなに疲れません。

花束の デメリット」

・家などに飾るとき、どうしても、花瓶などで、水に入れてあげる必要があります。

・長時間の移動だと、その間に水落ちして、お花が萎れたりしてしまう可能性があります。

・お花を花瓶に生けるというのは結構難しいので、慣れていないとかなり難しいです。

★「フラワーアレンジメントの構造的なメリット&デメリット」

 フラワーアレンジメントの メリット」

・もらったら、直ぐに、そのデザインのまま、置いて飾れること。

・お水をこまめに追加してあげれば、1週間くらいは、きれいにお花が咲き続けてくれます。

・もらった人に、手間らしいものが、ほとんどかからない

フラワーアレンジメントの デメリット」

・花束に比べて、重さが重いので、大きくなると、運ぶのに力が必要で大変です。

・カゴやスポンジを使用する分、一般的には花束よりどうしても高額になります。




いかがでしたでしょうか?

次回は、花職歴20年以上の花屋店主が、自信をもって、


「花束とフラワーアレンジメントの、それぞれが似合う最適なシーン」

をお勧めいたします。

おたのしみに!

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